所長ブログ

名人戦(労務管理の樋口事務所)

29日、弥彦村の総合会館で行われた県将棋名人戦を初めて観戦してきた。

16年間敵なしで名人位を守る早川俊名人と気鋭の高校3年生、高橋海渡挑戦者との戦いで、昭和28年から日報が主催している本棋戦60期目の大会とあって立ち見を入れて約200人が県内各地から参集した。私はもとより将棋が趣味であるがここ数年はする機会もなく、棋友と好敵手の叔父に声をかけたが都合がつかず、1人で出かけてきた。会場では十数年ぶりの中学時代の友人に会ったことも思いがけない良い出来事だった。
昔は新潟県名人といっても全国大会では予選通過を良しとしたレベルだったが、両対局者とも全国大会で、ベスト4に入るなど、県の棋力も全国レベルになったものだ。
勝敗の帰趨はもとより不明だったが、第1局目は相振り飛車の戦いで、高校生とは思えない老練な玄人好みの差し回しにより、挑戦者の圧勝であった。隣り合わせた人と話をしたが、このところ急激に力を伸ばしているとのこと。
昨年も同じ顔合わせであったとのことだが、昨年、挑戦者1勝2敗のリベンジなるかという状況で、何か若き挑戦者の勢いとオーラを感じ、2連勝で勝つと予想した。
2局目は挑戦者居飛車穴熊、名人四間飛車の戦いで、後がない名人のおはこ戦法である。
中盤までは守りが固く見えた名人側を持ちたいと思っていたが、挑戦者の両手を広げたかのごとき柔軟な守りが、私にはそう見えなかったのはやはり棋力の差かと思った次第。
いずれにしても17年ぶりの新名人誕生の“歴史的”場面の大盤解説を一番前で見ることができ、久しぶりに堪能してきた。
今度暇を作って道場にでも行くか!!

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